自分記録帖

ただ私が私でいたい。自分を生きると決めた私の記録帖です。

『スコーレNo.4』宮下奈都

ジクソーパズルの

数多くのピースを前に
途方に暮れるような始まりでした
 
最も好きなものを最も身近な最も好きな人に負ける
敵わないと知ってしまうツラさ。
 
この主人公はなかなかの欲張りなのだ
敵わないことがあると知る
控えめで自信がないように見えるこの子は
 
最上であり only one ではないものを欲しがらない。
 
それが未熟と云うものかと
読了数日後に思い当たる。
 ここでいう未熟は、「未だ熟れていない」まんまの意味で 良い悪いではないですよ。
 
自分での納得>人の評価
その頑固さが
 
人(学ぶ場)を通して自分の良さを見つけていく
柔らかくなり熟れていく。
 
中盤(164) 彼女が「靴」を手に入れてからの
まるで次のピースがわかるような
ぱちぱちと嵌まっていく疾走感が心地良い。
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スコーレNo.4 (光文社文庫)

スコーレNo.4 (光文社文庫)

 

 達成感の後に しゅうしゅうと漏れる空気

溝のできた妹との交流
 
「つかみどころのない」と評される茅野さんは
蛍光灯の白ではなく、白熱灯の白いシャツを選ぶ人  
柔らかくて飄々としててどこにいても「茅野さん」
こういう人を「強い人」というのだと思う。
 
蛍光灯の白が似合う男性はキリッとしてて格好いいと思う。
自分の脆さを、わかっていて見せない 
強がりが生む緊張感
弱さを知るのも「強い人」
 
「知りたい」と「好き」は同意語なのよ。165
PRIERE